〈実話〉いつの日か…
黙々と仕事する私


その姿を見て社長が私を気に入ってくれた。


今時の子は、すぐ辞めるしサボるから


特にこの仕事はキツく冬は寒いしから余計に続く子がいないらしい。


私は言われた事をやってるだけなんだけど。


性格的に、やりだしたら止まらない


時間がきても、キリがいいとこまでは止めない


なんか気になるから


それが良く見えたんだろうね。


皆の名前を覚え仲良くなったらあだ名をつけたり


この会社でよかった。


単純な作業も楽しい


本当は、帰りたくないから残業だってしたい


お金のためじゃなく…


本当に帰りたくないから


日に日に変わる私の思い


一人ならどんなに楽か


こんな生活に楽しさ、幸せを探すのは難しい


仕事をして気づいた事


そして私の思いは、どんどん変化する


カツへの好きって思いも感じなくなった


逆に一緒に居る事でストレスも溜るし、辛い…


仕事を始めた事で私とカツの結婚生活は壊れた


消えてしまうのも時間の問題…


それでも仕事を辞める気はない。


私の支えは仕事


もうカツではない…


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