〈実話〉いつの日か…
黙って聞いてるジャンボ



大変やなぁ…でも愛弓ちゃん頑張るなぁ。普通は出来んで!


完璧ってわけにはいかないけど、やらないと文句言われるしね。


なんか尊敬するわ!俺なら無理だわ。なんて言ったらいいかわからんけど、ようやってると思うよ!



その言葉を聞いて少し泣きそうになった。


なんか認めてもらえた感じが嬉しくて…



そんな風に言ってくれるのジャンボが初めて。まぁ誰にも言ってないから当たり前か…


無理すんなよ。辛い時は辛いって言わないと溜るだけだしな。俺でよければ話相手になるよ(笑)


ありがとう…



私は一気に思いが爆発した。


遊ぶ事も化粧も服装も全てを否定され我慢し続けた。


殴られようが文句言われようが。


なんで?って疑問が私を爆発させた。


このジャンボとの会話がきっかけで…


全てを我慢してきた私はバカらしく思えた。


なんで私だけが我慢しなきゃダメなの?


もう限界なんだからハッキリ言わなきゃ。


そんな勇気を与えてくれた。


私の中で何かが変わった瞬間…


カウントダウンが始まった…


普通の事を出来なかった私…


それを当たり前だといつの間にか思ってた。


そんな考えを間違いと気づかせてくれたジャンボ


簡単な事も気づけず、私は間違った生活を送っていた…


当たり前な事を簡単に教えてくれた。


もっと早くに話してれば。


私の間違った生活は変わろうとしていた。


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