〈実話〉いつの日か…
私の荷物を全部取りに行った。


カツがやってくれたみたいでキッチリと私のと別にしてあった。


私が買った大きめのテーブルにDVDレコーダー


高価な物は全部カツの方にあった。


『テーブル持って行ってもいい?』


『持って行けば。』


初めとは違い元のカツ


自分の物を奪われるような顔して。


それ以外は全部あげた


そしてカツからの想像もつかなかった言葉


『前に免許とか他で使ったお金どうするつもり?』


『えっ?免許って前のって何?』


カツは私に使ってきたお金を要求してきた。


『いらないって言ったじゃん?』


『払う気がないんなら別にいいけど!』


遠回しな言い方をしながら私に言った。


なんか女々しい…


じゃあ私はいくらもらえるの?


殴られたりした慰謝料は?


自分の事は知らないかのように私に聞いてくる。


『でっどうすんの?』


『じゃあ返す…何万返せばいいの?』


『何万?』


どんな計算をしたのか知らないけど、考えた後に出てきた答えは


『免許代が約30その他が30ぐらいでいいよ』


『じゃあ60万でいいって事?後から言うのはナシにしてよ。』


< 157 / 213 >

この作品をシェア

pagetop