〈実話〉いつの日か…
もう二度と会う事もないカツとの会話…


『今までありがとう。お互いまたいつか結婚するかもしれないけど、そん時は幸せになってね。』


もっとカツを受け入れられる心の広い人がいるといいな。


『俺は絶対ない。二度と結婚せん!』


『先の事なんてわかんないよ。ウチは結婚しなくても子供はほしいなぁ。』


『もし生まれたって聞いたら俺がガキさらいに行くわ!』


笑う事もなく真顔で言うカツ


なんか妙に怖い…


カツなら本当にしそうだもん。


その言葉が私に刺さったまま残る…


『じゃあね。元気で』


もう終わり…


あとは届けを出すだけ


長かった。期間は短いけど、すごい長く感じた。


短期間だけど、濃く詰まった日々…


最後までお金を取られ


最後まで恐怖を与えられた。


最後までカツは変わる事はなかった。


カツの中では私が悪者


私は悪い女のまま…


それでもいい。


私だけが知ってればいい。


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