〈実話〉いつの日か…

それから3日ぐらいしと市役所に行った。


仕事を遅刻してまで出しに行った。


提出した後、本当に最後の会話


私はｶﾂに連絡した。


『今大丈夫？とりあえず受理されたから。終わったから。』


『仕事を遅刻してまで出すなんて、よっぽとなんかあるんだな！』


意味ありげに言うｶﾂ…


やっと終わった…


私達が出会って5年ちょっと


いろんな事があった。


忘れる事も出来ない事


二人を失った日には、欠かさずにお祈りしてる…


ｶﾂとの結婚で学んだ事もたくさんある。


嫌な事もあったけど、楽しい事もあった。


だから嫌な思い出じゃなく、いい成長出来た思い出として残しておきたい。


決して幸せな結婚生活じゃなかったけど、だからこそ今がある。


成長出来た私がここにいる…


違う意味でｶﾂに感謝だね。


これで私も解放された


自由になれる。


一度は好きって思った人だから幸せにはなってほしいと思う。


お互いに嫌なﾔﾂだったかもしれないけど…


たった紙切れ一枚で私達は終わった。


長い長いｶｺﾞの中の鳥生活が終わった。


ここまでたどり着くのにあんだけ苦労したのにｱｯｹﾅｲ。


ｱｯｻﾘと終わった…