〈実話〉いつの日か…
一時間ぐらい四人で話た後、ミエはカズの家に行った。

二時間後にまた待ち合わせを約束して

タクトが『お前が転校する時、俺ら駅に行ったんぜ』
『一応見送りに来てくれたんだぁ』その言葉が嬉しかった。

『駅にもいねぇから、いろいろ聞いて行ったんだけど間に合わなくて…行ったの知って俺らぶっちゃけ泣いたし!』


なんか笑える。 けど、心の底から嬉しかったよ。

私のために泣いてくれた男友達…

ホント嬉しくて泣きそうだったよ…

タクトって泣くようなタイプじゃないのにね。

『ちょっと笑えるけど嬉しいわ!』ってタクトに言うとタクトは、『そぉですか!』と一言

タクトはホント優しい。

タクトの優しさが、私を泣きそうにさせる。

知ってか知らずか、タクトは、優しく私の頭を撫でた。

ずるいよね…

かまってもらいたい私に、そんなに優しくして…

昔から仲良くしてたからよく知ってる優しいタクト…


なんか彼女が羨ましいよ…

私も毎日優しくしてくれる人が側にいてほしい。

タクト?今、私はタクトの優しさに甘えてもいいですか?

言いたいけど言えない言葉

寂しいね…

私が必要とする人は、いつも離れてて側にはいてくれない。
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