〈実話〉いつの日か…
『コウキ君は愛弓のどこがいいの?うちの子大変よ(笑)』


『全部です。優しいですし、頑張り屋で今までに会った事がないぐらいの人です。』


照れながら言うジャンボ


こっちまで赤くなる。


『すごいワガママでしょ?根は優しいんだけど素直じゃないから…』


『そうですね。ヒネクって言う所も好きなんです。』


『愛弓の事よく知ってますね。安心しました』


なんか変な感じ…


結婚の挨拶してるみたいな。


『あの…まだ早いんですけど、僕は愛弓さんと結婚したいと思ってます。その思いがある事だけは伝えときたくて。』


思わず噴いちゃった。


急に言うしビックリしまくり。


何も聞いてない…


『何言ってんの?ビックリした…』


『すぐには返事出来ませんが、思いは分かりました。まだ離婚したばっかですし…時が来たら、その時にまた返事さしてもらいます』


『はい。分かりました』


なんか予想もしてない展開


私は嬉しさ半分、驚き半分で何て言っていいか分かんない。


『なんでこんな話してんの?』


『俺の気持ちを知ってもらいたかったから』


『先に何か言ってくれればいいのに。急だし早すぎじゃん!』


本当は嬉しかった。


私の状況を知った上でそう言ってくれるジャンボの言葉が…


やっぱり私って素直じゃないね。


< 172 / 213 >

この作品をシェア

pagetop