〈実話〉いつの日か…
『なんだって?』

慌てて近寄って来るコウキ

『大丈夫だったよ。新しい薬も貰った。早く戻って!見られるよ』


早めに帰ってご飯の用意をして帰りを待った


『ただいま。』

『おかえり。早かったね。』

いつもの会話


ご飯を食べながら、問題なくてよかったねと話をした。

もしガンでも一緒に居ると言ったコウキ

男は、子供が出来たら産めばいい。


だから生でやっても大丈夫

初めは皆そう言うけど実際に出来たら逃げたりおろせって言ったりする。(私の周りでは)


けどコウキは違うと思う

毎日励ましてくれたり


私に無償の愛をくれる


愛されてるって実感出来る


ガンかもってのがキッカケで、また再確認出来た


私も好きだしコウキも好いてくれてる。


お互いに愛し合ってるんだって。


短い期間で分かる訳ないって思われるかもしれないけど、何か分かる気がするんだよね。


口先だけじゃないコウキの言葉


ちゃんと行動でも示してくれる。


私は、アイカとシン以外で初めて愛し愛される事を知った。


私はコウキを愛してる…

優しくされるからだけじゃなく。


コウキは、私にとって大切な存在…


コウキのためなら死ねる?って聞かれたら自信を持って言える。

私はコウキのためなら本気で死ねる。


そこまで私はきていた


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