〈実話〉いつの日か…

こそこそデート

離婚してからカツに見られないようにって出かける時は、離れた所


カツと一緒に住んでた所から車で一時間半ぐらいあるけど、この辺の人だと全然行動する範囲内


カツとも何度も来たし。


それでもコソコソと出かける


私は周りを気にしながら…


いい気分はしない。


離婚してからカツを気にしながら生活してるんだから。


休みが合った日は、遠出して遊びに行く。


やっぱり普通のデートとは違う。


そんなある日、出会いたくない人とバッタリ会ってしまった。


それは中学が同じでカツと会うキッカケになったマヤ


コウキがたまたまトイレに行ってた時だった。


『あれっ?!愛弓じゃん!』


目をやるとマヤの姿…

私は慌ててコウキにメール。『今知り合いに会ってヤバイから、どっかで待ってて。あの人繋がりだから…ごめんね。』


『わかった。終わったらメールして。』


せっかく楽しかった雰囲気もぶち壊し…


『一人?』

『一人(笑)久々に仕事休みだから買い物。』

『マジで久しぶりじゃん!カツと離婚したんでしょ?愛弓に電話したら番号変わってるし』


『あぁ…したね。』

私は離婚してから、こっちの友達の番号は全部消した。

誰一人残らないよう。

だから、こっちには女友達はゼロ。

会社の人達だけ。

『こないだ飲みがあってカツも来てたよ。』

『ふーん。なんか言ってた?』

『まぁ…ウチは信じてないけど。』


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