〈実話〉いつの日か…
私とタクトは、近くの竹やぶにある人目につかない所に行った。

私の手を取り歩くタクト

初めての場所が、こんな竹に囲まれた場所ってのも変な感じ

タクトは自分の服を下に置いて私を横にした。

タクトは慣れた手つきで私を触ってきた。

『ウチ初めてなんだけど…』

意外そうなタクトの顔

『大丈夫。痛かったら言って』優しく笑いながら言った。

タクトはホントに優しく私にしてくれた。

不思議な思いと嬉しさが混じって、笑える

初めてなのに、そんなビックリする痛みもなく終わった…

タクトは、してる時も終わった後も優しかった。

まさかの展開だけど、後悔なんてしてない。

優しかったから?やったから?わかんないけど、タクトを少し好きになってる自分がいた。

たった一回やっただけなのにね

『大丈夫?なんかゴメン』

『彼女に悪いことしたね』

けどタクトは平気そうな感じ

『時間だし行くかっ!』

そして私達は待ち合わせ場所に手をつないでカップルみたいに歩いて行った。

安心する

これがずっと続けばいいのに…

ホントに嬉しいよ

寂しさを忘れられる…
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