〈実話〉いつの日か…
もう会う事はないだろう。


『どこに居る?』とメールを送った。


『車に居る!』


私はマヤが見てないか確認しながら車に向かって歩いた。


何度も後を振り返ったり、キョロキョロと周りを見渡しながら。


『ごめんね。』


『俺は大丈夫。大丈夫だったか?』


『うん。ビックリしたけど!聞きたくない話も聞いちゃった。』


『そっか…じゃあ違うとこ行こう。』


コウキは私がまた考え込まないように気を使ってるのが分かる。


『うーん…任す(笑)』


『明日も休みだし泊まりで行くか?』


『マジで?いいよ。』


私達は、高速乗って遠出した。


今に始まった事じゃないけど。


コウキとなら何処にいても楽しい。


コソコソしなきゃいけないのは大変だけど、半年我慢すれば多少は大丈夫だと思う。


今見付かると、いろいろ言われて裁判で金を巻き上げられるのがオチだし…


あと約三ヶ月の辛抱…


コウキと私は、そんなコソコソデートもプラスに考えて楽しんだ。


理解あるコウキに感謝


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