〈実話〉いつの日か…
私の実家に着いた。


『行くぞ!』


自分に気合いを入れるかのように私に言った


急な訪問でビックリしてるお母さん


『急にどうしたの?』


『ちょっと話がある』


正座をして座ってる私とコウキ


『話って何?』


『あの…実は子供が出来たみたい…』


『すいません。』


コウキの謝る声


『それでどうするつもりなの?』


『産みたい…』


『二人でやっていけるの?』


『頑張ります。仕事も決まりました。来月から働く事になってます』


黙るお母さん…


何を思っただろう?


『いいんじゃないの?』


思わぬ言葉に逆にビックリしてしまった。


『いいの?怒ったりしないの?』


『なんとなく、そうなると思ってた。だからビックリもしなかった。反対しないよ。お父さんも同じはず。』


『約束を破ってしまってすいません…』


『避妊しても出来たんなら、きっと生まれたかったんだと思うよ』


『二人を大事にしてあげて下さい。』


『分かりました。絶対に幸せにします。』


以外…絶対に怒られると思ってた私達


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