〈実話〉いつの日か…
家の近くに車を止めてカツと家に向かった。


門の前には親が立って待ってた


物凄い顔して。
いかにも怒ってるって顔して

親は私の顔を見るなり、いきなり頬を叩いた

すごい音がしてた。

慌ててカツが止めに入ると

『あんた?愛弓をたぶらかして!』

『はぁん?なんやババァ』

この空気はマズイ…

短気なカツは、私に理由を聞かずに殴った親、私をすごい言葉で侮辱した親にキレた。

『悪いけど親子の話だから、関係ないから帰ってもらえる?』

お互いが今にも殴りそうな雰囲気。

あんだけ痛かった頬の痛みも忘れて

『カツ帰って…大丈夫だから』
とりあえず私は、この状態をなんとかしようと思い言った…

『帰らん!帰ったら殴るんだろ?話も聞かずに。』

私が話をしようとすると親が

『あんたは、ちょっと外して!二人だけで話するから』

カツも『大丈夫だから行け』って言う


私は離れた場所から二人の姿を見てた。

何を話てるんだろ?

親が殴ったりしないかカツが殴ったりしないか気になって目が離せなかった。


ビックリするぐらい二人ともキレてるんだもん


私のせいで迷惑かけちゃったね…


私は、疫病神だね。

私は何も出来ない…

いつも聞くだけ…

今も見てることしか出来ない…


弱い女だね…


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