〈実話〉いつの日か…
悪くもないのに謝らなきゃいけない

言い返したら怒鳴られ

日頃の不満が、どんどんカツへの気持ちを消していった…


可哀想で言えない…

恐くて言えない…


どうしたらいいんだろう?

こんなに好かれる事が重たいって思わなかった…

最近じゃ、お泊まりも苦痛

お泊まりの時の飲み会も嫌だった…

周りに知られないように

カツが良いように思われるように

かっこつけたがりだから、私もそれに合わせた。

楽しくないのに楽しいフリしたり

これじゃカツと出会う前の私…

作り笑いに我慢の連続

結局私には、それしかないのかも…

それしか許されないのかもね…

私を見てくれてるカツだからこそ気がついてほしかった

カツの想いがどれだけ重いか疲れるか…


今は、なんの感情もない

思うだけ無駄…

言っても理解してくれないし

言ったら今度こそ私を殴るだろうから…


優しかったカツは何処ですか?

心から笑えてた私は何処ですか?


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