〈実話〉いつの日か…

夏休みが終わってから一度も学校に行ってない。


あの事件の夜ミエに電話した時にカツの事を聞いた


ミエが遊びに来てた時、先生から呼び出しがあって30分ぐらい家にいなかった時


カツが来てミエに

『ミエちゃん、愛弓の事なんか知ってる?』

ミエは知らないって言ったらしい

『俺、全部知ってるから言ってもいいよ!愛弓は、どんな奴といるとか!教えてよ』

そう何度も聞いてきたらしい。

何も言わないミエ

諦めたみたいで最後に
『ここに来て、聞いた事は愛弓に内緒ね』

と言って帰ったらしい

あーやって私の事を調べてるんだろうね。

聞いた時は、それよりショックを受けてたからなんとも思わなかった。

今考えると気持ち悪いよね…

その場にいた人しか知らないはずの事を知ってたり。


勝手に部屋に上がってきて、言い合いになって殴られたり蹴られたりもしたっけ…


あの事件があってから男が少し恐くなっててカツにも言いたい事も言えなくなってた。


急に家に来たり

カツは、だんだん調子にのってきてた。


カツにやろうと言われても断れない。


殴られたら、どうしようとか考えると何も言えなくなる。

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