〈実話〉いつの日か…
『こんな状況で産めない!ウチ産まないから』

カツに言うと産めの連発

それでも産まないと言い続けた

結局、私はおろす事にした。

丁度、親が新婚旅行に行ったばっかであと5日は帰って来ない。

だから、おろし専門で有名な小さな病院にカツと行った。

お金もサインも全部カツにお願いした。

順番を待つ私達

4組ぐらいいた。

中学生位の子

私と同じくらいの子

不安そうな顔して待ってる同じ年くらいの子


それを見ながら私の心臓はバクバクしてた

名前を呼ばれてて中に入ると

かなり年のおじいさん

こんなんで大丈夫?

すごい不安になった

診察台に上がると

『横のモニター見てみて』

そこには私でもハッキリわかる姿があった…


それを見た瞬間、自然と涙が出た。


今までに感じた事のない思い…

『結構、大きいね。』

確に、結構形になってる。


この複雑な思い…

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