この青い空を
え!?
いいの??
「いいんですか??」
「あ…全然」
あたしは男の子の家に上がらせてもらった。
結構あたしの家から近かった。
「はい。ホットミルク」
「ありがとうございます」
あたしはホットミルクを受け取った。
「そういえば…君のことどっかで見たような…」
え…。
もしかして覚えてくれてる!?
「今朝駅でぶつかってきた方ですよね…」
「あぁ!!」
男の子は思い出したように頷いた。
彼は結構背が高い。
180㎝は超えているように見える。
「君…名前何て言うの??」
「え…」
あたしは名前を聞かれた嬉しさでいっぱいになる。
「水野陽奈です。高一です」