この青い空を
っておいおい。
これは夢なんじゃないか??
お父様とか…
婚約とか…
意味分かんねぇ!!
というか、俺の親父が承諾したのか…。
勝手に決めんな。
しかも、金目当てかよ。
やっぱ最低だな…。
俺は、急いで楓に言った。
「俺は…楓と婚約するつもりはないから」
「え…でも、お父様が…」
「あいつは…俺の親父じゃねぇ…」
あんな奴…
あんな奴…
「え…どういうこと??」
「いや…別に…。悪ぃ…」
俺は慌てて誤魔化した。
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「そっか…。そんなことがあったんだ…」
あたしは、俯いたまま言う。