この青い空を
「あれ??何だろ…あれ…」
あたしは、奇妙な建物を指さす。
古びた黒い建物。
そこには、看板がかかっていた。
“占いの館”
遊園地にこんなのあるんだぁ〜。
面白そう…。
「ここ入らない??」
「マジで??」
「うん。何か面白そう…」
ちょっと怖いけど…。
何か気になるし…。
「こういうのって結構高いんじゃねぇ??」
「そうかな??」
「高いよ、こういうのって。辞めとこうぜ」
「えー!!ちょっとだけ!!お願い!!」
颯斗は困っている。
「ちょっとだけな??」
「うん!!」
ギギーッ
扉を開けると、中は真っ暗だった。