この青い空を



あれ…。


誰もいないのかな??



「誰もいないじゃん。やってないんじゃねぇの??」



確かに…。


遊園地に占うところがあることから、おかしいと思わなきゃ。



「戻ろっか??」



あたしは、クモの巣を避けながら出ようとした。


その時…



「いらっしゃい」


「ひゃあーーーー!!」



何処かから声がした。


でも…誰もいない。



「そんなにビックリすることかね??」



また声がした。


下を見ると、背が小さいお婆さんがいた。



「あ…どうも…」



あたしは、小さく礼をする。



「あの…ここって占いやってるんですか??」



あたしは半信半疑で聞く。



だってこんなお婆さんに出来ると思わなかったんだもーん!!


見た目からして80代くらいのお婆さんに…。



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