この青い空を



「やってるよ。ちょっと高いけどね」



へぇ〜。


高いんだ。



だからかな??


お客さんがいないのは…。



「あの…何円なんですか??」


「1000円だよ」



何だ…。


結構安いじゃん!!



「じゃあ…占ってもらえますか??」


「ちょっと待ってよ」



そう言ってお婆さんは、電気をつけた。


…というより、ランプ??



ストーブ…じゃなくて暖炉がある。


結構こういうアンティークなの、あたしは好きだ。



「ここに座ってくれるかな??」


「はい…」



あたしはお婆さんの言うとおり、ホコリっぽくなっている椅子に腰掛けた。



…でも、ホントに出来るのかな??


何か…水晶玉もタロットカードも何にもないんだけど…。



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