この青い空を
外はだいぶ暗くなってきていた。
家の電気がついていたり、遊園地のイルミネーションが光っていたり…。
いつの間にか、星の数も増えていた。
「綺麗…」
「うん…」
月が星と一緒に瞬いている。
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今夜は残念ながら、三日月だった。
あたしは、満月の方が好きだけど、颯斗と見られたことが嬉しかった。
そのまま、てっぺんに来た。
空と1番近い場所。
「届いたらいいのにな…」
「だな」
あたしは、手を伸ばした。
「届くわけないだろ!!」
「だよね〜」
そのまま、下っていく。