この青い空を
「うん。いるよ」
あたしは頷きながら言う。
「へぇ〜。まさか一目惚れした相手とか言うんじゃないんでしょうね??」
あたしはその言葉に体が反応する。
「うん。実はー…」
「無理に決まってるじゃん!!」
桜が冷たく言い放つ。
あたしはその言葉に何かがプチッと切れる。
そんなの分かんないじゃん。
叶うかもしれないじゃん。
あたしはちょっとでも、例え1%でも可能性があるならそれに賭けるよ。
「まず話したことないんでしょ??」
「あるよ」
あたしはついつい昨日のことを話してしまった。
「まじ??」
桜は驚いている。
「うん。でも…どうしたらいいかな…」
あたしはため息をつく。
「そんなの告るしかないでしょ??」
「は!?」
あたしは思わず大声を上げる。