この青い空を
ちょっと待ってよ。
あたしも、颯斗のことが好きだよ??
それを伝えたいだけなのに…。
颯斗の背中はどんどん遠くへ行ってしまう。
「……ッ…」
何でこうなるの…。
あたしは、携帯を取り出した。
急いで、電話を掛ける。
『お掛けになった電話番号は、現在電波の届かない場所に…』
どうしたらいいの??
追いかける??
追いかけよう!!
あたしは、急いで颯斗を追いかける。
走って…
走って…
頑張って走った。
その時、見た光景は、あたしの足を一気に止めてしまった。
颯斗…何してるの??
颯斗は、楓ちゃんとキスをしていた。