この青い空を
あたしは、いつも颯斗からの電話を待っている自分に気付いた。
「あたし何やってるんだろ…」
〜♪
着信音が鳴ると、すぐに反応するあたし。
「誰こいつ…」
電話番号が表示されても、誰かも分からない。
「もしもし」
『あ〜陽奈ちゃん♪今日エッチしよ!!金出すから☆』
また、エッチの誘いか…。
「死ね!!二度と電話して来んな!!」
あたしは、そのまま携帯を投げ捨てた。
「あ〜もう!!」
こんなことしたって全然スッキリしない。
全然楽しくない。
エッチしてお金貰っても、全然嬉しくない。
「颯斗…」
あたしは、颯斗だけしかいらない…。
本当はずっとあのことを、根に持ってる。
どうして、颯斗はあの時楓ちゃんとラブホに行ったの??
これだけ…。