この青い空を
その後ろ姿を見て、あたしは思った。
あたし、俊のことが好きかもしれない…。
「いらっしゃいませ〜」
その後は、慣れてきて笑顔で対応出来るようになった。
「オレンジジュースと苺ムース1つですね??かしこまりました」
紙にその2つをメモすると、厨房に破って持って行く。
「オレンジジュースと苺ムース2つ、お願いしま〜す」
厨房にそれを伝える。
その繰り返し。
「陽奈…やってんね〜」
桜が、厨房の隅でサボっている。
「ちょ…桜!!何サボってんの!?」
「だって…面倒くさいだもん…」
あたしも、桜の横に座る。
「陽奈…さっき、神谷君といいムードだったね」
「そう??」
その言葉が凄く、嬉しく感じた。
「陽奈…神谷君のこと、好きになったでしょ??」
「うん。分かった??」
「陽奈、分かりやすいもん」
「そうかな…」