この青い空を
あたしは急いで携帯を開ける。
《いいよ!!》
確かに画面にはそう書かれていた。
夢かと思って頬をつねったけど痛い。
幻かと思って目を何回も擦ったけどその文字は消えない。
それは事実だった。
「返事何て??」
桜があたしの携帯を覗き込む。
「いいって!!」
「良かったじゃん!!」
桜も自分のことのように喜んでくれた。
《じゃあ、あたしが颯斗君の家行くね☆道覚えてるし(^^)/》
あたしはそう送信すると携帯を閉じた。
明日は楽しみだな〜。
「何着ていったらいいと思う??」
あたしは興奮状態で桜に問いただす。
「何っていつも通りでいいんじゃない??」
「いつも通りって…」
「あ…うちに雑誌あるけど見る??」
「うん!!」
あたしは桜の部屋で雑誌を開く。