この青い空を
ネックレスは、ガタンと音をたてて落ちた。
「凄ぉ…」
あたしは、開いた口が塞がらなかった。
「はい」
颯斗があたしに、ネックレスをつけてくれた。
「ありがと…」
凄く嬉しかった。
猫の形をしたネックレスは、金色に光り輝いていた。
「あの車のゲームしたいなぁ…」
あたしは車のゲームを指さした。
「いいよ。じゃあ、勝負な」
「うん。絶対負けない!!」
それぞれ自分の場所に座って、お金を入れた。
ブーン!!
車が音をたてて、進んでいく。
結局颯斗はボロ負けだった。
「もう1回やろう。今のは、ちょっと調子が悪かった」
「はいはい」
もう1回お金を入れてやった。
また、颯斗のボロ負け。