この青い空を



「はぁじゃねぇよ。汚い手で触んな」



あたしは、掴んできた手を振り払った。



「いい度胸してんな…」



女の1人があたしを見て鼻で笑う。



「ふざけんな…」



あたしはその女の顔に殴りかかった。


女は尻餅をつく。



「痛ぇ…」



頬を手で押さえながら、こっちを睨んでくる。



「何してんだよ…」



もう1人の女があたしにガンを飛ばしてくる。



「はぁ??何もできねぇクセに…」



あたしは、そのままコンビニを出ようとした。



「待てよ…」


「は??」



あたしは足を止めて振り返る。


1人の女は未だに座って頬を抑えている。


もう1人の女は凄い形相であたしを睨んでいる。



「ちょっと面貸せよ」



あたしはその女に連れて行かれる。


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