この青い空を
「ちょっと待ってて。ケリ付けてくるから」
その女は、尻餅をついている女にそう言い残した。
場所は…コンビニの前。
結構目立つところ。
「よくもあたしのツレに怪我させてくれたよね」
「そんなのあっちからぶつかって来たんじゃん」
あたしの前髪が風になびく。
「そんなの関係ねぇ」
そのままあたしの腹を蹴ってきた。
「い…」
あたしは声も出ないまま、うずくまる。
思った以上に利いた。
「もう終わり??あたしを舐めんじゃねぇよ!!」
下から見下ろしてくる女。
あたしは悔しさで、下唇を懸命に噛む。
「終わってねぇよ」
あたしは歯を食いしばりながら、何とか立った。
「調子乗んのもいい加減にしろよ」
あたしは、その女に飛びかかった。
顔を何度も殴り、腹も何度も殴り…。
とにかく血だらけになっていく女。