この青い空を
あたしはそんな中、冷静だった。
そんな姿を見ても何とも思わない。
あたしは自分で何かが変わったのを感じた。
「何やってんだよ…」
その声に我に返る。
その声の主はーーーー
海斗先輩だった。
そうあたしに告白してきた先輩。
こんなあたしの何処が良かったのだろう…。
「先輩…」
「…れ…ょ…ぁ…た」
誰だよ、あんた。
おそらく、そう言いたかったのだろう。
「何してんの??」
「先輩こそ…」
「あ〜…俺はお腹空いたから、何か買おうと思って。陽奈は??」
「あたしは…サボりっていうか…」
そんなことを話していると、その女は逃げていった。
追いかけようと思ったけど、しつこくてストーカーみたいだし、海斗先輩もいるし辞めた。
「彼氏とはどう??」
「あ〜…別れちゃいました」
あたしは苦笑して答える。