この青い空を
「俺のこと、海斗って呼んでくれない??」
「か、海斗??」
あたしが呟くと、海斗は嬉しそうに微笑んだ。
「じゃあ戻ろうか…。昼飯食べれなかったな。ゴメンな」
「いいよ。海斗と居たら満腹だよ!!」
何かあたし、今恥ずかしいこと言った??
「それ、誘ってんの??」
海斗が左の口角を上げて呟く。
海斗って見かけに寄らず、エロかったりする??
「本当の気持ちだもん。戻ろうか??」
「だな」
あたしと海斗は教室を出た。
と、同時に丁度先生が運悪く、廊下から歩いてきた。
「そこの2人何してんだ??」
しかも…あたしの担任。
「イヤらしいことしてたんじゃないだろうな??」
担任がニヤニヤしながら、聞いてくる。
これでも、先生なんだろうか??
「してません!!ただ…」
「ただ??」