この青い空を
「車に連れ込まれそうになったところを、玲央が助けてくれた」
「へぇ〜」
桜は幸せ者だなぁ〜。
「そういえば…玲央君って何歳なの??」
あたしは、合コンでの自己紹介なんて、まともに聞いてなかった。
「あたしより、1個上だよ」
「え??マジ??」
大学生くせいくらいかと思った。
結構老けてたのになぁ〜。
ここは、大人びていると言ったほうがいいのかな…。
「うん。大人っぽいでしょ??」
「う、うん。まぁ…」
あたしは苦笑いで答えた。
「あと…今日玲央の学校行くんだけど、陽奈も来ない??」
「え…いいの??」
「勿論!!」
他の学校なんて行ったことない。
何だかドキドキしている自分が居た。
「じゃあ、放課後残っててよ??」
「オッケー!!海斗に言わなきゃ」
あたしは、すぐにメールを打った。