この青い空を
あたしも手を振り替えした。
「この後、どっか行かない??」
「え…あたし迷惑じゃない??」
「ぜんぜーん♪むしろ、大歓迎♪」
颯斗と何かあっと思っているのだろうか…。
そんな、優しさも凄く嬉しかった。
「ありがと…」
あたしは、本当に涙が出てきそうになった。
あたしの周りには…
こんなに優しい人がいる。
こんなに暖かい人がいる。
こんなに愛してくれてる人がいる。
こんなにあたしを強くしてくれる人がいる。
こんなにあたしを支えてくれる人がいる。
こんなにあたしを見守ってくれている人がいる。
桜はあたしにとって、大親友という線を越えていた。
大という字を2、3個書き足しても足りたいくらい。
100個でも足りない。
もう、∞というくらいだった。
あたしにとって桜の存在は、それだけ大きかった。
いつもいつも、あたしの隣に居てくれた。
それだけで、嫌な思い出も消えていった。