この青い空を
「ゴメンね…」
いつもいつも、迷惑かけて…。
「ありがと…」
いつもいつも、隣にいてくれて…。
桜…大好きだよ…。
桜はあたしが何で謝っているのか、何でお礼を言っているのか分からないようだった。
「やっぱ辞めとく」
2人の邪魔になりそうだし。
それに、今は1人になりたい。
「別に邪魔じゃないのに…」
桜が口を尖らせる。
「今は1人になりたいんだぁ♪」
あたしは、無理に笑顔を作った。
「そっか…」
桜はすぐに納得してくれた。
「じゃあね」
「うん。バイバーイ」
あたしと桜は別れた。
そして、帰り道電車に揺られながら、携帯を開けた。
メールの受信ボックスに目をやる。