チョコレートな恋人2

 「く、苦しい…んふ」
 「今日こそ…やめてなんかやらないから」

俺の言葉で彼女の顔が強ばる

 「郁くんは…そんな人じゃ…ない」
 「……」
 「郁くんは…待つって言ってくた…」
 「買い被りすぎ…」
 「そんなことない」

彼女は真っ直ぐに俺を見るから

 「…そんな信じられたら手なんか出せないじゃんよ…風呂入ってくれば?」


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