チョコレートな恋人2

彼女はやっと顔をあげたかと思えば

 「…私は好きな人も守れない…私が犠牲になれば守れる…だから…帰って…」

俺を突き放す

 「やだ……」

俺が言うと

 「トールさま…いざとなれば私がお守りいたします…ですから」
 「レイスもありがとう…でも私は決めたんだ……だから郁くんを連れて帰って…」


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