チョコレートな恋人2

そして言ってしまった

 「なんで……」
 「あなたに何が出来るの?…命を狙われながら生活なんて出来ない」

私は彼から離れて

 「私は…好きな人も守れない…私が犠牲になれば守れる…だから帰って」

彼を突き放した

 「やだ…」
 「トールさま…いざとなれば私がお守りいたします…ですから帰りましょう…」
 「レイス…ありがとう…でも私は…決めたんだ…だから郁くんを連れて帰って?」


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