チョコレートな恋人2

私は出来る限りの笑顔で彼に

 「さよなら……」
 「待てよ、俺はまだ…」
 「わかりました…瀬田さま…帰りましょう」

彼は苦しそうな顔をして

 「やだ……帰ろ?」
 「郁くん……っ…」

私を抱きしめてきた

それでも私は彼を受け入れなかった

肩を押して彼を放す


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