チョコレートな恋人2

 「レイス…お願い…」
 「はい…」

私が泣きそうにレイスに言うと

 「では…行きましょう…瀬田さま…」
 「レイスさんっ…なんでっ!」

彼にカツラを被せて引きずりながら部屋を出た

 「ごめんっ……ひっ…私だって…帰りたい……郁くん……郁…」


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