カレイドスコープ〜先生を想う日々〜
「想いは伝えなくちゃ伝わらないよ!」


優しい笑顔だった。


和沙は私の思っていること、全部見透かしているんじゃないかと思った。


なんだか元気をくれる言葉だった。


「和沙、ありがとう!」


和沙の励ましが心に響いた。


「“先生”と“生徒”である前に“男”と“女”なんだから、入江先生が愛菜のこと好きになる可能性は十分あるよ!」


「そうなるといいな。」


不思議。和沙がそう言うと、本当に実現しそうな気がするよ。



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