カレイドスコープ〜先生を想う日々〜
「へえ…弟くんか…。そう言われると似てるかなあ。」


私と優人を交互に見た。


「先生、改めてですけど、私の弟の優人です。」


優人が礼をした。


「優人、こちらは、私の高校で化学を教えてくれている入江先生だよ。」


「初めまして。入江です。三咲をはじめ、生徒たちには支えられてばかりの教師です。」


頭を少し下げて先生は、自己紹介をした。


先生ってば謙遜しすぎだよ。


先生が頼れる存在だから、私たち生徒はついていこう!って気になるんだ。


でも、こうやって生徒を思ってくれている…


そんな先生も好き。



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