カレイドスコープ〜先生を想う日々〜
「おはよ愛菜。元気ないね。」


次の日、和沙が心配そうに声をかけてきた。


「昨日、伊原さんと会って初めて話をしたんだ…。」


和沙に、その内容や私が感じたことを話した。


「…でもさ、伊原さんがフラれたからって、愛菜も同じようにフラれるとは限らないんじゃない?」


和沙が前向きに考えてくれることが心強く感じた。


「先生のことが好きなら、諦めずに突っ走りなよ!」

「そうだね。」


自然と笑顔になれた。


「そうそう!愛菜は、やっぱり笑顔が一番似合うよ。」


ありがとう。


私、いつも助けられてばかりだね。



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