カレイドスコープ〜先生を想う日々〜
「愛菜、バレー部の中で気になる奴とかいるの?」


予期せぬ質問で、ドキッとしてしまった。


「どうして?」


あまりにも唐突な気がした。


「今年になって、バレー部の練習、たまに見に来るようになったし…なんか誰かを見ている気がしてたからさ。」


当たってる…。


渚、気付いてたんだ。


「気になる人…いるよ。」

「ふーん。誰?」


誰って…。なんか渚、機嫌悪そう。


渚は、私の表情をうかがった。



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