カレイドスコープ〜先生を想う日々〜

「あの…私、学校来ちゃいましたけど、どうすればいいですか？」


入江先生が学校にいるなら、家に帰りたくないなあ。


「そうだな…。ちょっと手伝ってもらいたいことがあるから、向かいの会議室に行ってもらってもいいか？」


先生の後に続いて私は会議室に移動した。



「どこでもいいから、少し座って待っててくれるか？」


「分かりました！」


先生が会議室を出てから、私は適当な席に座った。


手伝ってほしいことって何だろう？


全く想像がつかない。


静かな会議室で先生が来るのを今か今かと待っていた。