カレイドスコープ〜先生を想う日々〜
作業が終わった頃には、お昼になっていた。


廊下は生徒たちの声が聞こえ始めている。


「やーっと終わったな。三咲、ありがとう。」


「先生もお疲れさまでした。」


2人で会報を入れた封筒を、もう一度段ボールに戻し入れた。


先生と話をしながら作業してたから、あっという間に終わった気がするよ。



「三咲、お昼はどうする?お弁当持ってきたか?」


「はい。一応持って来ました。」


カバンの中から弁当箱を取り出した。


「じゃあ、昼休みにしよう!俺、ちょっと行ってくるからな。」


先生は段ボールを抱えて会議室を出ていった。


お昼は、さすがに1人で食べるってことだよね…。


会議室で1人だけで昼食かあ。


お弁当を机に広げた。



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