カレイドスコープ〜先生を想う日々〜
10.合唱コンクール
歌に想いをのせて
12月。
修学旅行期間中の思い出が1ヶ月近く経った今も、毎日頭の中で巡っている。
今日は合唱コンクール。
私たちのクラスも毎日、コンクールに向けて練習をしてきた。
きっと先生も…だよね。
あれから、先生方が歌の練習をしているところは、見てないから楽しみだな。
私たちは、近くにある音楽文化会館に移動した。
生徒たちが次々にホールに集まり、席に着く中で、私はいつものように入江先生の姿を探していた。
「愛菜、誰を探してるの?」
和沙は、知ってて聞いているって感じだ。
「それはもちろん…」
そう言いかけると、
「愛菜の探している人、後ろにいるよ。」
耳元で和沙がささやいた。
席に座ったまま、後ろを振り向くと、入江先生が後ろにいる生徒と話していた。
いつの間に…!?
びっくりしている私を見て、和沙はクスッと微笑んだ。
修学旅行期間中の思い出が1ヶ月近く経った今も、毎日頭の中で巡っている。
今日は合唱コンクール。
私たちのクラスも毎日、コンクールに向けて練習をしてきた。
きっと先生も…だよね。
あれから、先生方が歌の練習をしているところは、見てないから楽しみだな。
私たちは、近くにある音楽文化会館に移動した。
生徒たちが次々にホールに集まり、席に着く中で、私はいつものように入江先生の姿を探していた。
「愛菜、誰を探してるの?」
和沙は、知ってて聞いているって感じだ。
「それはもちろん…」
そう言いかけると、
「愛菜の探している人、後ろにいるよ。」
耳元で和沙がささやいた。
席に座ったまま、後ろを振り向くと、入江先生が後ろにいる生徒と話していた。
いつの間に…!?
びっくりしている私を見て、和沙はクスッと微笑んだ。