カレイドスコープ〜先生を想う日々〜
生徒の大きな拍手で、職員合唱も終わった。
先生も無事歌い終えて、ほっとした感じだ。
先生は一度ホール全体を見てから、私の方を見た。
手で自分を指差していて、“どうだった?”って私に聞いているみたいだ。
私も先生と同じようOKサインを送ると、先生はピースサインで答えてくれた。
遠くても、サインで会話出来るんだね。
「愛菜、ラブラブじゃん。」
和沙に言われて、顔が熱くなった。
「そういう関係じゃないんだから…。」
こもった声で言う私。
きっと、修学旅行中のあの時に、練習を見ていたからサインを送ってくれたんだよね。
他の生徒には分からない、私に向けてのサインをありがとう。先生。
拍手が途切れる最後の最後まで、私は拍手をしていた。
先生も無事歌い終えて、ほっとした感じだ。
先生は一度ホール全体を見てから、私の方を見た。
手で自分を指差していて、“どうだった?”って私に聞いているみたいだ。
私も先生と同じようOKサインを送ると、先生はピースサインで答えてくれた。
遠くても、サインで会話出来るんだね。
「愛菜、ラブラブじゃん。」
和沙に言われて、顔が熱くなった。
「そういう関係じゃないんだから…。」
こもった声で言う私。
きっと、修学旅行中のあの時に、練習を見ていたからサインを送ってくれたんだよね。
他の生徒には分からない、私に向けてのサインをありがとう。先生。
拍手が途切れる最後の最後まで、私は拍手をしていた。