カレイドスコープ〜先生を想う日々〜
「どうしたの?愛菜。」
和沙が帰り支度をして、やってきた。
「万華鏡…どこかに落としちゃった……。」
私は絞りだすような声で言った。
「心当たりとかある?」
私は首を横に振ることしか出来なかった。
「とりあえず、愛菜が行った場所、全部探してみようよ!」
和沙はカバンを机に置いて、私の手を握って教室から連れ出した。
千鶴も加わってくれて、3人で校舎の中をあちこち探しまわったけれど、どこにも落ちていない。
「2人とも…もういいよ。付き合わせちゃってごめん…。」
私、呆れるくらいドジだな。
大切なもの…
こんなに簡単に無くしちゃうなんて…。
「もしかしたら、通学途中に落としたかもしれないよ!まだ諦めちゃダメだよ!」
こんな私のことを想って、時間を割いて探してくれる和沙と千鶴の優しさが嬉しくて涙が出ていた。
和沙が帰り支度をして、やってきた。
「万華鏡…どこかに落としちゃった……。」
私は絞りだすような声で言った。
「心当たりとかある?」
私は首を横に振ることしか出来なかった。
「とりあえず、愛菜が行った場所、全部探してみようよ!」
和沙はカバンを机に置いて、私の手を握って教室から連れ出した。
千鶴も加わってくれて、3人で校舎の中をあちこち探しまわったけれど、どこにも落ちていない。
「2人とも…もういいよ。付き合わせちゃってごめん…。」
私、呆れるくらいドジだな。
大切なもの…
こんなに簡単に無くしちゃうなんて…。
「もしかしたら、通学途中に落としたかもしれないよ!まだ諦めちゃダメだよ!」
こんな私のことを想って、時間を割いて探してくれる和沙と千鶴の優しさが嬉しくて涙が出ていた。