カレイドスコープ〜先生を想う日々〜
「愛菜、おはよう!」


学校に着くと、和沙と千鶴が声をかけてくれた。



「愛菜、これ…」


そう言って、和沙が綺麗に折り畳まれたピンク色の紙を差し出した。


広げてみると、和沙と千鶴から一言ずつ応援のメッセージが書かれていた。


「愛菜の万華鏡に比べたら、全然、力ないかもしれないけど、お守り代わりにしてもらえたらって思ってさ。」


「本当にありがとう…!」

また涙が出てきた。


2人には支えられてばかりだ。


万華鏡以上に心強いお守りだよ…!



2人の言葉が書かれた紙をぎゅっと握った。



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